Leica SL3-Sは、ライカで動画を撮るという矛盾への、ライカからの答え。
近所の散歩中に、空を撮った一枚。Leica M11、ズミクロン50mm。飛行機雲が夕焼けのグラデーションを斜めに横切る、その数秒を止めた。わたくしのライカとの付き合いは、こういう何気ない瞬間を作品にするための道具として始まった。その延長線上に、今回語るSL3-Sがある。 ライカで動画を撮る——という一文を、長年のM型ユーザーは、どこか受け付けない。 M型は静止画の道具だ。レンジファインダーを覗き、シャッターを切り、止めた一瞬を残す。動画という時間軸を持つメディアは、ライカの文法の外にあった。だからLeica SL3-Sの発表を最初に知ったとき、わたくしの中の古い部分は、少しだけ身構えた。 しかし、時代は動いている。 backspace.fmのドリキン氏は、Leica
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