Sigma BF レビュー
銀座スナップの帰り道、東京国際フォーラムのガラスアーチの内側に入り込んで、Leica M11で見上げた。無機質な構造、反復するフレーム、わずかな緑。——わたくしがカメラに求めるのは、こういう直線と余白の絵だ。Sigma BFに惹かれる自分の気持ちは、この一枚の延長線上にある。 2025年4月、シグマは変なカメラを出した。 ボディは一枚のアルミインゴットから7時間かけて削り出したユニボディ。SDカードスロットはない代わりに230GBの内蔵メモリ。背面の操作はハプティクスで触覚を返すダイヤルと3ボタンのみ。EVFは、ない。 製品名はSigma BF。「Beautiful Foolishness(美しい愚かさ)」の頭文字だという。——カメラとして必要な要素を、ぎりぎりまで削ぎ落とした一台だ。 メーカー希望小売価格¥385,000(
Read →